弊社で扱っている主なプロダクトの中に、“うどん”と“そば”がありますが、皆さんもご存知のように
世の中では「キツネうどん」や「たぬきうどん」がポピューラーです。しかし、これは関東における呼び名で関西では
単に「キツネ」「たぬき」と呼んで、以下のような違いがあります。
うどん そば
関東 (油揚げ入り) 「キツネうどん」 「キツネそば」
(天かす入り) 「たぬきうどん」 「たぬきそば」
関西 (油揚げ入り) 「キツネ」 「たぬき」
大阪・京都 (天かす入り) 「ハイカラうどん」 「ハイカラそば」(セルフサービスの店もあり)
京都 (油揚げ入り) 「キツネ」 「キツネ」
(あんかけ) 「たぬき」 「たぬき」
「キツネうどん」は明治26年に大阪の南船場にあった「松葉屋」より始まったと言われておりますが、大阪の人は
これを「しのだうどん」と呼ぶことがあります。この呼び名の由来はとてもロマンチックで有名な「葛の葉」伝説から
来ているのは確かなようで、それを紹介しましょう。
この物語は歌舞伎や初世竹田出雲の浄瑠璃として扱われている『蘆屋道満大内鑑』(1734年)に詳しく、「しのだ」
は『葛の葉』の名を持つキツネの化身がいた「信太(信田)の森」から取られています。
平安時代の朱雀天皇の御代、陰陽師加茂保憲に阿倍保名と蘆屋道満という高弟がいましたが、秘伝書をゆずるか、遺言
をする間もなく保憲が他界し、その養女であった榊の前も時の権力争いに巻き込まれ自殺したため、彼女と相思相愛だっ
た保名は気がふれて放浪し、信太の里にたどりつきました。そこで榊の前と瓜二つの実の妹の葛の葉姫に出会い、保名は
正気に戻って葛の葉姫と結婚し、信太の里に住みました。
都の皇太子の后の不妊を直すために、占いによって白い女狐の血が必要とされ、悪右衛門という武士が信太の里に来て
狐狩りを始めました。ある日、矢傷をを負った白狐がおりよく通りかかった保名に一命を助けられましたが、悪右衛門に
かかって重傷を負った保名を、狐は恩返しのため葛の葉姫の姿になって介抱し、追跡から身を隠すため阿倍野の里に移り
住みました。保名は一緒にいる葛の葉が狐とは知らず、二人の間に童子丸という子をもうけました。
本当の葛の葉姫は行方不明の保名を信太の庄司(村長)である父母と共に探していましたが、やっと居所を見つけ訪ねた
ところ、狐の葛の葉はそれを知り、保名と童子丸から去って行く決心をします。その時葛の葉が残したのが
恋しくば 訪ね来てみよ 和泉なる
信太の森の うらみ葛の葉
という歌でした。この童子丸が長じて、あの有名な陰陽師阿倍清明になったのは皆さんもご存知かと思います。
保名が悪右衛門と争い狐の葛の葉に救われて逃げた頃、保名の父保明がそれを知らず悪右衛門のもとに乗り込み殺されま
す。保名はその後悪右衛門を殺して父の仇を討ちます。悪右衛門は実は蘆屋道満の弟にあたり、恨みと憎しみの塊となった
蘆屋道満が今度は一条戻橋で保名を殺します。陰陽師阿倍清明は『生活続命ノ法』という術で父の保名を蘇生させますが、
蘆屋道満は陰陽師としてもライバルであり、阿倍家と蘆屋家の争いは『ゴッドファーザー』ばりの両家の抗争の物語です。
もっと詳しい事を知りたい方は以下にリンクしてみてください。
泉州ドットコム:http://www.sen-shu.com/culture/kuzunoha/index.html
和泉国府 : http://www.st.rim.or.jp/~komatsu/izumi.html
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葛の葉神社 |
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